自転車を買いに

金曜日・天気は曇り・気温29度・湿度65パーセント。

すごく調子がいい訳でも悪い訳でもなく、少し眠りが浅くて、ゴシップ記事やスナック菓子が欲しくなるくらいの駄目さ加減。

自転車を買いに出かけた。駅前に着いたら18時を過ぎていたから、お金をおろすのに手数料がかかってしまう。自転車屋を2軒回って、無印良品で希望の商品を2割引で購入できたけれど、担当者が不慣れで気持ちよく買い物ができなかった。

がっかりして、とぼとぼと家へ帰る。何で今日にしたんだろう?担当者の選択を誤った。買い物は嫌いだ…。

とぼとぼ歩いているうちに、すごく綺麗なものが見たくなった。商店街で綺麗なものを探す。ウィンドウや通りの人々や並木を見つめる。コンビニエンスストア装苑をじっくり眺める。

すこし軽くなってゆっくりと考え事をしながら帰る。気に入る物を探し歩いて、納得のお値段で、気持ち良く自分の生活に迎え入れるというイメージに囚われていた。イメージから外れると、自分の運や能力の無さが原因のようで、それを認めたくないからがっかりしていらいらするんだ。運が強い・できる自分というイメージにも囚われている。経験者は他業務にもまわるだろうし、不慣れな担当に当たる確立は高い。性格がまっすぐであっただけ良かった方だ。うまくコミュニケーションを取って、時間はかかっても気持ち良く買い物をする方法はあった筈。がっかりした時に素早く状況を受け入れて、対処法を考えるようにしよう。

分析が終わると、心はゆったりとしている。ずいぶん浮上が速くなったものだ。

この心のしなやかさには健康さと余裕が関係している。

お金の為に望まない仕事をしていた頃は、綺麗なものを受け入れることすらできなかったし、嫌な気分になった時は逃避して無かったことにするしかなかった。仕事を辞めて半年はこわばった心身を抱えてぼうっとしていた。少しずつゆるんでいったのだ。

前回の轍をふまえて、体力をつけて余裕を貯金しておくこと。ありのままの世界を受け入れて私の球体の世界を構築していくんだ。