2013-09-01 身体性 ひとりお湯に沈んで 取り囲む木々をみつめて 話しかけるように 木々は少しずつ揺れ始める 葉ずれの音に同化してゆく 冷たい山の空気が額を撫でる 白い朝の光に裸体を晒す そこには老いて贅肉を垂らした恥は無く(鏡に映した他者) なにかいいもののような私の体