筆記用具

書く道具にこだわりはない。

夫が職場から持ち帰ったボールペン、郵便局で買ったレターセットについていたハイジのボールペン、お笑い芸人のキャラクター付きのシャープペンシルなどが、机のペン立てに刺さっている。

父親にもらった青と金の上等なシャープペンシルや友人がくれた羽根ペンなど大事にしているものは棚にしまってあり、出番が後回しになっている。

いつか、気に入った筆記用具のみになる日を目指して、日々消化中ということだ。だから、インクを使い切ったり、途中で滑らかに書けなくなってしまうと、ほんのり嬉しい気分になる。

文章や絵をかいたという満足感と、とてもささやかなものだからこそ順番にまっとうに使い切ったことが大切なのだ。

ボールペン、鉛筆、カラーペン、筆ペンはそれでいいのだが、シャープペンシルは困っている。わたしはシャープペンシルが書けなくなったところを見たことがない。わたしはいつまで、レイザーラモンRGシャープペンシルを使い続けるのだろうか。腕が上下するところは壊れたが、書くことにまったく不具合はない。