beautiful day

深い眠りから目が覚めても、暖かい布団の中でぼんやりとしていた。

夢の断片が頭をよぎる。

清潔な床、友人の笑い声、ざわめく木々の枝、そんな夢だった気がする。

ベッドからゆっくりと降りて寝室を出る。

古びた白いカーテンと窓を開けると、冬の透明な光が、隣の家の屋根に反射して、部屋の中を満たす。

こころゆくまで味わって、それから一日をはじめていこう。