2018-12-10 世界 小さな頃は、いつもぼんやりと不安だった。 視界は狭く、何かから外れないように必死に綱渡りをしている気分だった。 わたしは世界のルールを知らないのだ。 はやく果てまで見聞を広めて、この世界を知らなければ。 もしかしたら、ここは誰かが見ている夢の中かもしれないのだ。