情報処理
アンテナに引っかかったとき、まずその全てを把握し理解してから、自分の言語に置き換え、必要なワードをピックアップし、不要な情報を捨てて、必要な物だけを記述してファイリングしたい。
これには膨大な時間と集中する為のコンディションが必要な為、できないと判断した場合は、何も手を付けない(着物、茶道等)か、はしっこから順番に見ていって一番最初に引っかかった部分だけ取り入れる(洋服屋、本屋)。
方法は確立されているし、確実に身になるし、趣味として好きだけれど、多分に優等生的で、本当に望む部分にたどり着くのに時間がかかるし、危機的状況に対応できない。
コミュニケーション時や感情や危機的状況時の為に別のやり方も身につけるべきだろう。
他の人はどうしているんだろう?1を見て10を知れると切り捨てているのか、少数以外は何も調べないのか、引っかかったポイントのみでOKにしているのか。
住宅街
汗で服が張り付く。
下水の臭いがこみ上げてくる。
生ぬるい風が吹いて
雨を待っている。
望み通り
通り雨の後
大気を洗って
神社の緑が重く黒ずんで
虹を探しながら
家へ帰る。
ガールズルール
ひぐらしの声。草原の向こう、黒い森を背に白く浮き上がる少女達。
なだらかな脛が童話のように遠い。
夜のプール。安い電飾と色の付いた旗。白い頬に水面が揺れる。
笑い声もひそやかに反響している。
固い髪、ひそめる眉、黒い瞳、白い襟、水色の裾、弓
血を流しながら生きていかなくてはならない。